東京都からインドネシアのジャカルタへの海外搬送ブログ、今回はジャカルタから日本へ帰国する際の様子を記したいと思います。
日本出発からジャカルタへの到着時、ジャカルタ滞在中の様子は『東京都〜インドネシア ジャカルタ 3泊5日滞在 海外搬送① 、②』をご覧ください。
インドネシア出国〜日本へ
現地時間21時頃に日本行きの飛行機に搭乗しました。
ジャカルタでの搭乗時は日本出発時と異なり、ご自身のリクライニング車椅子で座席の近くまで移動しました。
ここでも日本出発時と同様、全員で協力して座席に移乗しトラブルなく搭乗できました。
帰りの機内は夜間のため、弊社スタッフが交代で管理しました。
飛行機が離陸した頃にはもう遅い時間でしたが、ご本人様はあまり眠れない様子が見られました。
機内設置の映像サービスでオーケストラの演奏があり、聴くかどうか尋ねると聴きたいと合図をしてくださったため、ヘッドホンで少しの間聴いていただきながら過ごしました。
しばらくして入眠された後も、吸引やバイタルサイン測定などを行いながら常に観察します。幸い上空でも呼吸状態に変化は見られず落ち着いていました。
機内では客室乗務員の方々も気を配ってくださり、私たちにも飲み物や軽食のお気遣いをいただきました。
朝方には朝分の内服薬と水分を注入しました。
飛行中は誤嚥や嘔吐防止で栄養剤を持続的に注入することができないため、スポーツドリンクや栄養ゼリー等をシリンジで注入し、水分補給を行いました。
羽田空港到着
約7時間のフライトを終え、無事に日本に到着しました。
空港職員の方々が持ってきてくださったリクライニング車椅子に移乗し降機。途中でご自身のリクライニング車椅子に移乗し、入国審査へ向かいます。
入国審査を終え到着ロビーに到着すると、弊社のドライバーが待機していました。
到着ロビーでは、施設まで同行されないご家族様や訪問看護師さんと、記念撮影の時間も設けました。
ご本人様も目をしっかりと開けて、一人一人を目で追っているように見えました。
空港で別れる方々と挨拶をし、弊社車両に乗り込みます。
車内ではご本人様も起きており、久しぶりの日本の景色を窓から見て過ごされていました。
長時間のフライト後の車両移動であったため喀痰の量は多めでしたが、適宜吸引を実施しながら到着施設へ向かいました。
無事にご本人様の入居されている施設に到着すると、施設の職員の方々が「お帰りなさい」「お疲れ様でした!」と出迎えてくださいました。
お部屋のベッドに移乗し、機器類をセットしたところで搬送終了となりました。
ご家族様からは感謝のお言葉をいただき、改めて達成感を感じました。
最後に
今回のジャカルタ搬送は、ご家族様をはじめ多くの方々にご協力いただき実現することができました。
現地でも日本語を話せる方々による手厚いサポートをいただき、搬送業務に集中して取り組むことができましたこと、心より感謝申し上げます。
滞在中、もしもに備えてあらゆる事態を想定しながらケアにあたりましたが、大きなトラブルや急変等もなく終了でき、本当に良かったと思っております。
皆様の思い出づくりに携われましたこととても光栄に存じます。
この度は弊社にご依頼いただき、また貴重な経験をさせていただきありがとうございました。
◆現地のお土産にご家族様からタンブラーをいただきました!ありがとうございます^^