今回は、東京都の病院から広島県の病院までの搬送を弊社の救急救命士が担当しました。今回の患者様は基本は病院のベッド上で過ごされている方ですが、車椅子にも乗ることは出来る状態でした。コミュニケーションも取れますが、あまりご患者様ご自身からは話されない方でした。

東京都の病院〜東京駅

当日は、病院へお迎えに向かい病室のベッドで横になっていた患者様を担当医看護師とともに布担架にて、弊社のリクライニング車椅子へ移乗し車両へ移動しました。横になっている際はやや血圧が低い状態ですが、車椅子になると血圧が低下することが多いとのことで患者様の容態に異常がないか注意しながら東京駅へ向けて出発しました。

東京駅〜岡山駅

予定通りに東京駅に到着し、駅係員の案内があるまで待合室にて待機しました。その間に、オムツのチェックを行い排便があったため弊社スタッフと協力してオムツ交換を行いその後は係員の案内にて新幹線出発ホームに向かいました。今回は三原駅に向かわないといけないため、まずは岡山駅前向かう新幹線に乗車しました。東京駅から岡山駅までは時間もかかるため、多目的室内ではベッド状態にして寝た状態で両足を上げて血圧のリカバリーを行いながら搬送しました。リカバリー後は通常の血圧まで復活しそのまま経過観察を行いました。新幹線内では、車窓から景色を眺めたり睡眠を取ったりして過ごされていました。

岡山駅〜三原駅

定刻通りに岡山駅に到着し、ホームで車椅子を持って待機していただいた現地の介護タクシー様と合流し布担架にて車椅子へ移乗しそのまま隣の新幹線へ乗り換えを行いました。その時間わずか3分しかないためかなり急いで多目的室へ移動しました。岡山駅から三原駅までの多目的室内は椅子のままにして頂き、座った状態で岡山駅を出発しました。岡山駅出発後は、昼食をとって頂き病院からいただいた内服薬も服用して頂きました。

三原駅〜広島県の病院

定刻通りに三原駅へ到着し、ホームに車椅子を持って待機していただいた介護タクシー様と合流し布担架にて移乗し車両へ移動しました。三原駅から病院まではとても近くすぐに病院へ到着しました。その後は、ご家族様は受付へ移動し弊社スタッフと介護タクシースタッフにて病院の車椅子へ移乗しました。病棟看護師がお迎え来られ案内に従い移動をし、病室へ入る前にいくつか検査をしてから病室へ移動するとのことでその場で、ご家族様と患者様にご挨拶を行い搬送が終わりました。今回は血圧の低下があるとのことで念入りに出発地の病院の担当医とお話をさせて頂き問題なく搬送ができとても良かったと思います。岡山駅と三原駅での介助を担当してくださった介護タクシー様、念入りに打ち合わせをさせていただいた出発地の担当医様有難うございました。