患者様のご家族より依頼があり、山形県にあるYONEKIプレミアムからご家族のお勤め先である東京都の中野総合病院まで救急救命士がお付き添いさせていただきました。
患者様は80代の女性。深部静脈血栓で入院し他の検査にて癌が発見され入院中の方で、ベッドで寝たきりの状態でした。意識ははっきりとしており、こちらの指示に対して受け答えがしっかりとできていました。
YONEKI プレミアムから山形駅までは現地の介護タクシー
出発地の施設から最寄りの駅が山形駅になるため、現地の介護タクシーに協力していただいて車両にて約10分かけて向かいました。車内では、リクライニング車椅子に乗って頂きました。
山形駅から東京駅
山形駅に到着して、駅員さんの案内のもと新幹線出発ホームまで車椅子のまま移動しました。駅のホームで新幹線の到着まで時間があるため、待合室に入って頂きそこで暖を取りながら待っていました。新幹線が到着し介護タクシーの方と協力をして多目的室へ移動し、新幹線が出発しました。
今回は山形新幹線の多目的室を利用させて頂きました。多目的室内では、横になって頂き適宜バイタル測定を実施しながらの移動となりました。途中の停車駅(米沢駅)にて窓のブラインドを上げてご家族とお話をされながら過ごして頂きました。約3時間の新幹線の移動でしたが、患者様はとてもリラックスされていて、時折睡眠を取られていました。
東京駅から中野総合病院まで介護タクシー
東京駅に到着し、新幹線到着ホームまで迎えに来ていただいた、介護タクシーの方と協力して、ストレッチャーに移動しました。その後、駅員さんの案内で改札口まで移動し車内へ移動しました。車内では、患者様が足が痛いと訴えがありタオルを丸めて足の下に入れたり、患部を優しく摩るなどを行いました。ご家族は、中野総合病院までの近道をご存知だったため、道案内をして頂き無事に病院へ到着することができました。