本日は長野から東京にあるクリニックへ受診された例を書いていきます。
事例紹介
対象者様は80代の女性。脳梗塞で右肩麻痺と失語症がありました。
また元々血圧が低めのため血圧に注意しました。
目的は再生医療を受けるために長野から東京にあるクリニックへ受診ということでした。
そのため今回は往復で行きました。往路・復路でそれぞれ別の看護師が担当しました。
往路担当の私は当日の朝に長野に向かい準備しました。
朝ということもあってか、東京より涼しく過ごしやすかったです。昼間はとても暑かったですが・・・。
対象様、ご家族様のもとへ
入居している施設に向かい、対象者様・ご家族様とお会いし介護タクシーを待ちました。
待っている間ご家族様とお話ししている中で、対象様を思いやる気持ちや献身的に介護している姿がとても伝わってきました。
また少ない時間でやり取りする中でも、施設の方がとても優しく親身に寄り添う姿が印象的でした。
往路スタート
今回はご自身のリクライニング車椅子があったため、リクライニング車椅子に乗り
そのまま介護タクシーに乗り込みました。施設から長野駅まではあっという間ですぐに到着しました。
そこからいつも通り手続きし新幹線へ。問題なく乗車できました。
今回のケースもご家族様からの要望で多目的室をとりました。
多目的室にはリクライニング車椅子のまま入り、イスをベッド上にはせずそのままリクライニング車椅子で過ごしていただきました。
ご家族様が近くにいたいということで、私は多目的室からは出て30分〜1 時間ごとにバイタル等適宜様子を観察しました。
途中、様子を見るとお疲れだったのかお休みされるご家族様の姿があったので交代して私が対象者様のお側にいました。
対象者様は常に笑顔で、私も一緒に笑顔になってしまいました。景色も綺麗でとても癒しの空間になりました。
東京駅到着
あっという間に東京駅に到着。駅員さんに案内していただき改札口まで降りました。
そこで弊社のドライバーと合流。車に乗ってクリニックへと到着しました。ここで往路終了です。
クリニックまでお連れした時「本当にありがとうございます」と、とても喜んでいただけて私も本当に嬉しかったです。
復路スタート
復路は夕方からのスタートでした。
診察終了の目安をお聞きしていたため、時間に合わせてお迎えに行きました。
治療を終えたご本人様は少しお疲れのように見えましたが、長野に帰れることに安心されている様子もありました。
東京駅に着く頃にはもう夕陽が綺麗な時間となっていました。
往路と同じくご本人様のリクライニング車椅子で新幹線の多目的室に乗車します。
多目的室の座席をベッドにしない場合は、これだけ余裕を持って入ることができるんです^^
復路は治療の影響もあり、合併症の予防に努めながら同行しました。
途中ご家族の方が訪室され、思いがけずお話が盛り上がり、、私も楽しい時間を過ごさせていただきました。
長野駅に着いたのは夜も遅い時間でしたが、無事に到着することができ安心しています。
最後に
長距離の往復搬送となると、ご本人様もお付き添いのご家族も、負担が大きくなってしまうことは避けられないことだと思います。しかし、少しでもゆっくり快適に過ごしていただけるよう、まだまだ工夫が必要だなと改めて感じさせられる搬送となりました。
最後までお読みいただきありがとうございました!