患者様のご家族からご依頼があり、東京労災病院から愛知県にあります春日井市民病院まで搬送させていただきました。
患者様は58歳の男性で、救急搬送され入院加療を受けている方でした。
東京労災病院〜東京駅
当日病院にお迎えに上がり、患者様とご家族様に挨拶をさせていただきました。患者様はコミュニケーションが難しく、前日に発熱と下痢を発症させてしまい腹痛を訴えておりました。担当の看護師の方から申し送り等を受け、出発準備が整ったため弊社の車椅子に移乗し車両へと向かいました。少し緊張されているようでした。
東京都発着のため弊社の民間救急車両を使用して東京駅までお連れいたしました。道中では信頼関係を築くために声掛けをしたり、バイタルサインの測定を実施しました。さらに、ご家族様も交えてお話したりと不安な気持ちも和らげるよう努めました。
東京駅〜名古屋駅
今回は新幹線を利用しての搬送になります。新幹線内には多目的室というものがあり、椅子状になったりベッド状になったりする座席が設置してあります。今回はベッド状の形にし愛知県に向かいました。布担架を使用し安全に多目的室のベッドに移乗します。
腹痛を考慮し仰臥位して膝裏にブランケットを入れることでお腹の緊張を和らげたり、患者様の容態と希望を照らし合わせて苦痛の軽減を図りました。腹痛があり便頻回のため適宜おむつ交換を実施し容態チェックしました。
名古屋駅〜春日井市民病院
約1時間半もの新幹線移動を経て、名古屋駅に到着いたしました。
現地の介護タクシーさんのご協力のもと患者様を移乗し、車両まで向かいます。ご協力していただいた介護タクシーさんに感謝の気持ちでいっぱいです。
車内で談笑している中、無事に病院に到着しました。
担当の看護師の方に移動中のバイタルサインや状況をお伝えし搬送終了となります。
最後に
今回このような搬送を弊社に任せていただきありがとうございました。
新たな地で、また新しく思い出を作っていただけたらと思います。