今回は富山から東京の病院までお連れした例を書いていきます。
対象様は男性で頚椎損傷の方でした。
気管切開をしており、定期的な吸引とご本人の訴えに合わせて
姿勢を整える等必要なケアを行いながら向かいました。
富山へは始発で行くと出発時間に間に合わないため、今回は前日から行って準備しました。
この日は天気が不安定で雨が降ったり止んだりしていたので、次の日の天気が心配になりました。
朝起きると曇りではありましたが雨は降っておらず一安心。
病院へ
病院へ向かいご本人様とご家族様、介護タクシーと方と合流しました。
新幹線で東京まで向かうため、介護タクシーの方には富山駅までお願いしました。
頚椎損傷のため、枕の高さ角度など細かく調整し病院の看護師さんから申し送りを受け出発。
車内ではバイタル測定を行い、常に変化がないか観察を行いました。
駅到着、新幹線へ
病院から富山駅までは20分ほどでしたので、あっという間に到着。
手続きし駅員さんの案内でまず待機室へ。その後にホームへと移動しました。
新幹線が到着するまでの間に移乗する準備をし新幹線内へ。
多目的室のベッドへ介護タクシーの方と協力して移乗しました。
何事もなく移乗でき一安心。姿勢を整え、落ち着いたところでバイタルを測定しました。
何も変わりなかったのでホっとしました。
お疲れだったのか新幹線でご本人様はずっと眠っておりました。
眠っている間も状態に変化がないか観察を続けます。
時折奥様が旦那様の状態を確認するために多目的室に来られたので
心配なんだなあと思い、状況を説明し安心していただきました。
目的地へ
穏やかな時間もあっという間で東京に到着。
東京駅では弊社のドライバーにホームにストレッチャーを持って待機してもらっていたので、そこに移乗。
車に乗り込み病院に向け出発です。車内でも必要なケアを実施。
特に問題もなく病院へ到着することができました。
奥様は旦那様のこと終始とても気にかけていた姿がとても印象的でした。
搬送が終わった後とても喜んでくださり、私も嬉しい気持ちでいっぱいです。
大切な方のご移動を弊社でお手伝いでき大変光栄でした。
これからはご家族様のお近くで静養できますことを祈っております。