今回はご家族様よりご依頼をいただき、東京都の国立がん研究センター中央病院から神奈川県の湘南中央病院まで搬送を行いました。
患者様は酸素管理を必要とし、喀痰吸引を行う必要があるかもしれないとのことで、看護師が同行いたしました。
国立がん研究センター出発
当日、私たちが患者様にご挨拶をした際はわずかに目を開けてこちらを見られているご様子でした。
しかし、お付き添いのご家族様の声を聞くと、しっかりと目を開けてご家族様の声掛けに反応されていました。
久しぶりのご家族様との再会に、患者様も喜ばれているように見えました。
病棟看護師より酸素量等申し送りを受け、国立がん研究センターを出発しました。
2ヶ所を経由し目的地へ
今回は、目的地である湘南の病院に行くまでに、通り道にある二ヶ所の地点を経由して欲しいと事前にご希望がありました。
一ヶ所目は患者様のお孫さんとの初めての面会。待ち合わせ場所に向かうとすでに到着を待っていてくださいました。
患者様がお孫さんのお顔を見たのは、この日が初めてだったそうです、、!
患者様は寝たきりの方、ストレッチャー対応でした。この日は気温も高かったため、空調の効いた車内で面会をしていただくことに。
狭い車内の中、少しでもご家族でコミュニケーションをとってほしいという思いもあり、スタッフは車の外から様子を見ながら待機しました。
お孫さんと写真を撮ったり、お話をしたり、、面会後の患者様は表情が穏やかになっていたように感じられました。
続いて向かったのは患者様の奥様の待つ場所へ。
奥様も久しぶりに再会できたことに喜ばれていました。
「会えてよかった。リハビリ頑張ってよかった」とおっしゃる奥様のお言葉、ご家族皆様の嬉しそうな表情に、こちらまで心が温かくなり感動しました。
湘南中央病院到着
面会後は約1時間ほどかけて湘南中央病院へ到着しました。
幸いにも道中心配されていた酸素化の悪化もなく、吸引も必要としませんでした。
元々病院では酸素の増減を繰り返されていた患者様でしたが、ご家族様との面会の効果が表れていた結果でもあるのかなと感じました^^
最後に
今回は搬送の途中で二ヶ所経由しての移動となりました。
イレギュラーな形での搬送となりましたが、今後も可能な限りご本人様やご家族様の希望を叶えられる存在でありたいと思います。
私たちにとっても感動的な経験となり、今回の搬送に携われましたこと心より嬉しく思っています。
この度は弊社にご依頼いただきありがとうございました。