ご家族様から依頼があり、今回は山梨県にある山梨赤十字病院から東京都新宿区にある東京医科大学病院へ転院搬送させていただきました。
患者様は89歳の男性の方で、原因不明に下血が見られ入院され、既往に誤嚥性肺炎や尿路感染があり、コミュニケーションがとれない方でした。
①出発病院
車両にて山梨赤十字病院までお迎えにあがりました。
病棟にて患者様とご家族様にご挨拶させていただき、病棟看護師より申し送りを受けました。実際にお会いしてみると、当初いただいていた情報よりも体調はよさそうで安心しました。
弊社のストレッチャーに移動し車両へ向かいます。搬送当日はとても天気が良く空気が澄んでいました。ご家族の皆様が患者様に天気の様子やこれから搬送することなど寄り添う姿を間近で感じ、より強い使命感を改めて感じました。
②移動中
道中では適宜バイタルサインを測定しつつ、患者様のストレッチャー上のポジションを整えてながら搬送させていただきました。車内では患者様は入眠されており、リラックスしながら過ごされていたので安心しました。搬送先病院の指定された受け入れ時間よりも早く到着する見込みであったのでパーキングエリアで時間調整をしつつ継続して容態管理をさせていただきました。
今回はコミュニケーションを取ることが困難な患者様だったため、表情の変化や他覚症状の変化にも特に注意して観察しました。
その後も渋滞に捕まることなく、スムーズに搬送することができました。
③到着病院
予定到着時間に東京都新宿区にある東京医科大学病院に到着し、病院のベッドまでお連れします。
病院では病棟スタッフの方々が出迎えてくださり、協力して移乗。患者様に挨拶をして搬送は終了しました。
④最後に
今回このような搬送を弊社に担当させていただき感謝の気持ちと、何事もなく無事に搬送できたことの安堵感がありました。
今回のように長時間の車両搬送を担当する際は、休憩のタイミングや車内での体位変換など、可能な限り苦痛の少ない移動を実現させるため、工夫して取り組むことを心がけています。
今回も山梨県からの搬送を経験させていただき、また一つ貴重な経験をさせていただいたと感じております。
新たな門出をサポートさせていただき誠にありがとうございました。