寝たきり患者様を札幌市内〜埼玉県まで航空機を使った搬送
患者様は札幌で入院中退院を期に今後は埼玉の施設にて看病しながら施設で新生活を送るため搬送となります。
患者様は回復、1時間程度の座位可能、看護師付添いでの搬送となります。
患者:女性
年齢:79歳、
身長:157㎝、
体重:70㎏程度
状態:ほぼ寝たきり状態(1時間程度の座位は可能)、尿バルーン装着あり
認知なし
バルーンあり
脊柱管狭窄症OPE後
椎弓切除 棘突起形成
コルセットはなし
左半身麻痺
立位保持不可能
ベッド上挙上OK
坐位長時間はNG
リクライニングならOK
搬送前打ち合わせ
看護師が事前打ち合わせし、患者様の容態確認と、担当医師様と搬送について情報交換を行います。
搬送では担当医師様、看護師様との連携が一番重要となりますので、当社では確実に行う作業となります。医療処置や注意点の共有を十分に行い、搬送をイメージします
患者様はギャッチアップ可能なため、費用を抑えるため一般搭乗+エキストラシートでの搬送を選択しました
ANAホームページより(写真掲載)
エキストラシートは座席を1席余分に予約し、水平飛行中に横になれるよう、手配するもので、長時間の座位が困難な方に対応できるシステムです。
搬送時、万一急変の場合
搬送時、万一急変の場合は近くの救命センターへ搬送する事を医師と家族と共有します。
出発病院〜新千歳空港
病院から新千歳空港まで民間救急車両のストレッチャーにて搬送
チェックイン手続き後、一般搭乗口からリクライニング車椅子で搭乗します。
リクライニング車椅子で航空機へ
航空機へは専用の車椅子を使って一般と同じ入り口から搭乗します
看護師が同行して患者を一般座席(エコノミー)に移乗
離発着時は座位を維持しなければならないので、看護師が管理します
飛行中はサチュレーションが下がるので、モニターで容態を管理し、低下時は医師の指示書に基づき酸素投与を行う準備
吸引など必要な場合は吸引機を機内へ持ち込み、必要に応じて処置を行います。
羽田空港〜到着病院まで
羽田空港一般出口でストレッチャー待機
機内からリクライニング車椅子を使用して、出口へ
その後ロビーにて車両ストレッチャーへ患者を移乗
民間救急車両にて目的の病院まで搬送し終了します。
参考搬送費用
病院〜新千歳空港〜羽田空港〜病院 「航空機利用搬送」
ストレッチャー搬送費(車両含む)
中介助費
搬送看護師費
手数料
合計285,000円
※航空機チケット代金除く
※費用は車両移動距離、介助の量によって変わります。搬送のご相談はお問い合わせください。