患者様のご家族より依頼があり、大阪府の施設から東京都の施設までの搬送を弊社の救急救命士が担当させていただきました。
患者様は男性でお付き添いのご家族のお父様。認知症がかなり進行しており、手すり等あればかろうじて歩くことが可能な状態でしたが、普段は車椅子で生活をされている方でした。
大阪の施設から新大阪駅までは現地の介護タクシー
出発病院から新幹線停車駅の最寄駅が新大阪駅になるため現地の介護タクシーを利用し向かいました。大阪府の施設には、現地の介護タクシーのストレッチャーを使用し車内まで移動をしました。車内ではストレッチャーで横になっていただき、出発前にバイタル測定を行いました。患者様は初めは車窓から景色を見られていましたが、途中から眠っていました。
新大阪駅〜東京駅
新大阪駅に到着し、患者様の持参されている車椅子に移動していただき駅のホームまで向かいました。新幹線内では多目的室を利用し、室内ではベッド状にして横になって過ごしていただきました。約2時間30分の新幹線移動でした。新幹線内では、外の景色を眺めたりご家族の準備した昼食をとってゆっくりされていました。
東京駅から到着施設まではPAS車両
東京駅に到着し、多目的室からは持参の車椅子で弊社スタッフの待っている改札口まで移動しました。改札口を出て、待合室に置いてある弊社のストレッチャーへ移動していただきそのまま車内へ行きました。
車内では初めは外の景色を見たり寝たりとされていました。
目的地に到着してからは、持参の車椅子に乗っていただきそのまま施設のスタッフへ引き継ぎしました。
最後に
施設のお部屋までお送りすることができず残念でしたが、患者様とご家族の安堵した表情を見ることができて、私も搬送を担当してよかったと思いました。
この度は弊社にご依頼いただきありがとうございました。