今回の患者様は肝臓がんの末期の患者様で普段は点滴で栄養や薬剤を流しながらコントロールしている患者様です。
意識はありますが意思疎通は難しく完全寝たきりの状態での搬送です。
聖マリアンナ横浜西部病院〜東京駅
この日は出発が朝早く正面玄関が開いてなかったので救急外来からか入りました。
病棟に上がると本日搬送にお付き添いいただくご家族様がいらっしゃりご挨拶をします。そしてスタッフは病室へ行き、その間ご家族様は退院の説明などを受けていました。
看護師さんたちと安全に弊社ストレッチャーに移乗して担当看護師さんから申し送りを受けて出発です。
最終バイタルを聞くと、血圧が93と低めでしたので血圧、意識レベルの低下にはより一層気をつけて搬送します。
東京駅までは道が空いていれば1時間程度で行けますが混んでいると2時間半ほどかかります。この日は空いていましたが余裕を持って出発しましたので1時間ほど早く東京駅に到着しました。道中車内でも必要なケアや観察をしながら向かいました。
東京駅〜新大阪駅
東京駅に着いたら早くついた分車内で待機します。この日はあいにくの雨でなるべく外にいる時間を少なくして濡れないようなルートで搬送しました。
時間になったら待合室に向かいホームまで案内してくださる係員さんを呼びます。すぐに来てくださり、東海道新幹線のホームまで移動。
GW明けの火曜日でしたがホームには人が溢れかえっていてその間を縫うようにしてストレッチャーを押します、、、
乗車する号車まで到着すると車内に入り、布たんかで安全に多目的室に移動します。
弊社スタッフは何度も布たんかの介助をやっているだけありスムーズに安全に行えます。
ここで東京駅まで運転したドライバーとお別れです。
東京から新大阪駅まで2時間半。気を抜くことなく観察とケアを続けます。
そして問題なく新大阪駅に到着です。
新大阪駅〜ほうせんか病院
新大阪駅に着くといつもお世話になっている介護タクシーさんがお迎えに来てくださります。
何度も一緒に新幹線の介助をお手伝いいただいているので、もはや熟練と言っても過言ではないコンビで安全にストレッチャーまで患者様を移動させます。
そのまま業務用エレベーターを使い車まで移動し、ほうせんか病院に向けて出発です。
駅からほうせんか病院まで大体30分ほどです。バイタル測定をしたりしているとあっという間です。
ここまでバイタルは特に異常なくきています。病院が見えてきてご家族様も僕も一安心です。
病院に到着して検査室のベッドに患者様を移乗して搬送終了です。
ご家族様にもご挨拶をすると無事に着くことができてホッとしている様子でした。
たくさんの感謝の言葉をいただき、この搬送を担当することができて本当によかったなと思いました。
余談ですがほうせんか病院の内装がお城かと思うくらい綺麗でした、、、
↓エントランスです