東京都〜大阪府ご自宅 新幹線患者搬送 

民間救急

今回の患者様は肝細胞癌を患ってらっしゃる方でした。区間は東京都立川の病院から大阪府高石市のご自宅までの搬送でした。病院の方から余命は約2ヶ月との診断を受け、大阪に住んでらっしゃるご家族様から連れて帰ってきてほしいとのご依頼をいただきました。

1日でも早く帰りたいという患者様の希望もあり、木曜にご依頼を受けて月曜に搬送を実施するというタイトなスケジュールの中行った搬送でした。

民間救急

立川災害医療センター〜東京駅

朝病室に伺うと、ご家族様と談笑されている患者様の姿がありました。看護師さんに現在の状態を軽く聞くと本日は調子が良いとのこと。あまり歩けないとの事前情報でしたが歩いて弊社のストレッチャーまで乗れました。

病棟の看護師さんから引き継ぎを受け、患者様、ご家族、病院の方にご挨拶を済ませて出発します。

東京駅までは弊社の民間救急者で移動します。車の中ではバイタルなど測り、必要やケアをしながら東京駅まで向かいます。道中患者様やご家族さんと楽しくお話しでき、あっという間に東京駅につきました。

民間救急

東京駅から新幹線で新大阪駅へ

道路がすごく空いていて30分ほど早めに東京駅に到着したので、30分ほど車内で待ちます。その間に患者様もご飯を少し食べられていました。せっかく早く着いたので少し余裕を持って車両を出発し、駅の待合室に向かいます。待合室で少し待っていると係員の方が迎えにきてくださり、駅のホームまで案内してくれます。

 

その案内に従いホームへ。ホームに着くと患者様のお友達の方が2名お見送りに来てくださっていました。お2人とも涙を流しながら患者様と握手をかわされていて愛されているんだなぁとほっこり。より一層安全に搬送しなくてはと気合が入ります。時間になったので新幹線に乗り込みます。

病院では歩いてストレッチャーに乗りましたが、疲れてしまったとのことで布たんかでの移乗に切り替えました。

弊社の救命士2人で安全に多目的室のベッドに移乗しました。そして間も無く新大阪へ向け出発です!

新幹線の中でも救急車内と同じように必要なケアを行い新大阪まで行きます。新幹線の中では少し疲れてしまったのかずっと寝られていました。

新大阪駅から現地介護タクシーで高石市ご自宅へ

新大阪到着10分前ほどに患者様を起こし、そろそろ降りる旨お伝えして降車の準備をします。

新大阪駅に着くと、いつもお世話になっている介護タクシーさんがストレッチャーでお迎えに来てくださりました。降車の際も布たんかでストレッチャーまで移乗しました。いつもお世話になっている介護タクシーさんだったので連携もバッチリでした!そのままストレッチャーで介護タクシーに乗車して新大阪駅出発です。民間救急

新大阪駅からは車で30分ほどです。

バイタルを測定して少し患者様やご家族と雑談しているとあっという間に到着しました。

今回はご自宅までの搬送で、歩行不可能の患者様でしたので玄関から布たんかにてお部屋のベッドまでお連れしました。

問題なくベッドまでお連れすることができ、患者様もご家族さんも安心されていたようでした。

いつも駅内の介助やご自宅内での介助もお手伝いしてくれる現地の介護タクシーの方にも感謝しかありません…

久しぶりにご自宅へ帰れて嬉しそうな患者様を見ていると僕も嬉しくなります。

毎回このような大きなイベントに関わることができて大変光栄です。

ご家族様の近くで少しでも多くの思い出を残せるように祈っております。

この度は弊社をご利用いただき誠にありがとうございました。

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