今回は大阪の施設から神奈川県の施設まで移動した事例を書いていきます。
対象者様は90代の女性。普段は歩行器で自分で歩き、立つ・歩行器なしで歩くときは軽介助が必要な方でした。
普段は普通に会話できますが、認知症をお持ちの方でした。
当日朝の出発が早かったため、前日に大阪入りしました。
前泊の日も出発の日もとても良く晴れていて絶好の搬送日和となりました。
施設で皆様と合流
ご家族様とは、それまで電話等でやり取りしていましたが、
実際にご家族様・対象者様にお会いするのはこの日が初めてだったためとても緊張しました。
実際お会いすると、やり取りしていた時と変わらずとても優しい方で少し緊張が解れました。
対象様もどんな様子なのか聞いてましたが、実際会うまでは心配なところがあったので不安でしたが
しっかりと歩行器で歩いており施設の方ともハキハキと会話して、
ご自身で介護タクシーの車椅子へ座っていたため聞いていた状態と変わりなく安心しました。
新大阪駅へ出発
施設の方から引き継いでいざ新大阪駅へと向けて出発しました。
大阪では毎度懇意にしている介護タクシーさんにお願いし、施設から新大阪駅まで向かいました。
車内ではご家族・対象様でお話ししたり、景色を眺めたり雰囲気よく移動できました。
途中介護タクシーさんの計らいで演歌も流してくださり盛り上がりました。
施設から新大阪駅まで距離があったので間に合うか不安でしたが、
介護タクシーさんのおかげで時間に余裕を持って到着できました。
新大阪駅到着し、新幹線乗車
新大阪駅に着いたら新大阪駅で車椅子を借り、介護タクシーの車椅子から
駅の車椅子に乗り換える予定でしたが、この日は土曜日ということあってか駅が大混雑・・・。
なかなか借りることができなかったので介護タクシーさんに一緒にホームまで上がっていただき新幹線の中まで車椅子を押してもらいました。
介護タクシーさんとは新幹線の多目的室の椅子に座ったところでお別れです。(車椅子は介護タクシーさんが回収してお別れです)
多目的室では椅子をベッドのような形にして寝ていくことができるのですが、
対象者様が「座っていこうかな」と言ったため、座って行きました。
景色を眺めながら穏やかに移動。
ちょうどお昼の時間ということもあり、対象者様が一緒にご飯を食べようと仰ってくださったため、一緒にお昼ご飯を食べました。
一緒に景色を見ながら食べたご飯はいつも以上に美味しく感じました。
新横浜駅へ到着。施設へ
今回の目的地は神奈川県の施設だったため、東京駅ではなく新横浜駅で下車しました。
すごくいい雰囲気で進み、あっという間に新横浜駅へ。
新横浜駅でも介護タクシーさんにお世話になりました。
ホームまで車椅子を持って来てもらい、軽介助で乗車。
そのまま下まで降りて車へ乗り込みました。目的地の施設へ到着。何事もなく着くことができました。
最後に
対象者様は終始素敵な笑顔で色々なお話を聞かせてくださり道中楽しく向かうことができました。
また、ご家族様にも様々な場面でご協力いただき、本当に感謝でいっぱいです。
皆様の素敵な笑顔やお人柄に触れることができ、今回の搬送に携わることができ嬉しい限りです。
新天地で新たな思い出が作れることを切に願っております。